“殺人・殺人未遂容疑”でも逮捕状 遺族「逮捕されるまで戦い終わらない」

別府市で起きた死亡ひき逃げ事件で、県警は2日、道交法違反容疑で重要指名手配している八田與一容疑者に対し、新たに殺人と殺人未遂の容疑でも逮捕状を取りました。 2022年6月、別府市の交差点で、バイクに乗っていた男子大学生2人が軽乗用車に追突され、1人が死亡、1人がけがをしました。 県警は、ひき逃げの疑いで八田與一容疑者(28)の行方を追っていましたが、きのう夕方、殺人と殺人未遂の容疑で逮捕状を取ったと発表しました。 今後は、時効がない殺人事件として捜査されることになります。 県警は2日夜に会見を開き、「現場の道路状況や、走行実験・解析などの結果、殺意が立証できると判断した」としました。 一方遺族らは、殺人罪の適用を訴えて、署名活動を行ってきました。 亡くなった大学生の母親は「殺人罪での捜査に漕ぎ着けるまで、これほど時間を要するとは思いませんでした。八田與一が逮捕されるまで、私たちの戦いは終わりません」とコメントしています。 警察には5月末までに、全国から9600件の情報が寄せられています。

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