井ノ原快彦主演のテレビ朝日系人気シリーズ『特捜9 final season』(毎週水曜 後9:00)の第9話が、きょう4日に放送される。最終回まであと3回。グランドフィナーレに向けて、おなじみのメンバーたちそれぞれのドラマも大きく進展していく。 2006年から17年まで、故・渡瀬恒彦さんが主演を務めた連続ドラマ『警視庁捜査一課9係』から受け継ぎ、18年4月から『特捜9』がスタート。前作から“通算20作目”となる「final season」で、シリーズの集大成を迎える。 先週5月28日に放送された第8話は、ある私立高校で定時制の教師が絞殺される事件が発生。班長・浅輪直樹(井ノ原)ら特捜班メンバーは、事件当日に補習を受けていた3人の生徒たちから話を聞くことにするが、3人が口をそろえて「私が殺しました」と犯行を自供。しかも、3人それぞれから遺留品や殺害に使われた凶器が見つかるといったミステリアスな展開で視聴者を魅了。 また、青柳靖(吹越満)と垣内妙子(遠藤久美子)のカップルが新たな一歩を踏み出そうとする姿に、「状況が災いしたお陰の青柳さんのプロポーズ、えぐカッコよ」、「青柳さんと妙子さんに、泣いた」、「ロマンティックでオシャレで最高すぎた」などと、反響を呼んだ。 さらに、第9話の予告映像で、直樹の恩師とも言うべき鑑識課・猪狩哲治(伊東四朗)と佐久間朗(宮近海斗)の登場が明らかに。猪狩のいぶし銀の魅力、佐久間の活躍に注目だ。 【第9話 あらすじ】 鑑識課・猪狩哲治(伊東四朗)に呼び出され、最近のお気に入りだという昭和レトロの雰囲気を醸す喫茶店「何者でもない」にやってきた特捜班班長の浅輪直樹(井ノ原快彦)。猪狩から「ここでは、職業も肩書も年齢も関係ない。居場所みたいなもの」と説明され見渡すと、女子高生からサラリーマン風の男、思いつめたような表情の女性・田中敦子(伊勢志摩)ら、さまざまな人種が客として訪れていた。そんなとき、直樹の携帯が鳴る。スーツケースで遺棄された遺体が発見されたのだ――。 被害者の女性は若くしてタワーマンションに住むエリート会社員で、鑑識官の佐久間朗(宮近海斗)が部屋で血痕の付いた置物を発見する。どうやら犯人は、部屋で彼女を殺害し、遺体を外に運び出したらしい。青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)がマンションの管理人に話を聞くと、1ヶ月くらい前に、被害者女性と別の女性が揉めていたとか。防犯カメラの映像を見て、直樹は驚く。なんと、被害者と揉めていたのは、喫茶店で目撃した敦子で…!? 調べによると、敦子の娘は被害者と同じ会社に勤務していたが、2年前に自殺。その後、敦子は被害者からストーカーとして訴えられ、逮捕された過去があった。遺体を運んだスーツケースについていた指紋が敦子のものと一致したため、直樹と村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)、高尾由真(深川麻衣)は敦子の自宅アパートに向かう。自宅には、娘の自殺の真相をずっと追い続けている形跡があり…。 殺害された女性は、敦子の娘の自殺と関係が?そんな中、直樹は喫茶店「何者でもない」に戻り、猪狩に敦子のことを聞くと、彼女は常連の間で「あっちゃん」と呼ばれており、喫茶店に通い出して一年ほどになるそう。すると、店のマスター宛てに敦子から電話が。「やり残したことがある…必ずまたそこに行くから」とだけ告げると、電話は切れて…。やがて特捜班の執念の捜査で、複雑な人間関係の裏に隠された衝撃の真実が明らかになるのだった――。 ■ゴゴワイド枠(※関東ローカル)で傑作エピソード放送 最終回放送を前に、平日午後帯に放送中の「ゴゴワイド枠」(※関東ローカル)でのリピート放送が決定。『警視庁捜査一課9係』からは、全ての始まりであるseason1より最終回となった第10話「最後の判決」を、『特捜9』からは、先日、番組公式ホームページで開催した「特捜9 エピソード総選挙」の上位3作品を放送する。 6月6日 午後2時53分~『警視庁捜査一課9係 season1』第10話「最後の判決」 6月9日 午後1時55分~『特捜9 season6』第7話「行旅死亡人334番」 6月10日 午後1時55分~『特捜9 season4』第13話「希望の香り」 6月11日 午後1時55分~『特捜9 season5』第3話「殺意の再演」 ※都合により放送作品を変更する可能性があり。