非合法の風俗街跡地の売買に見せかけ2億円詐取か 公文書偽造容疑で男2人逮捕

非合法の風俗街だった兵庫県尼崎市の旧「かんなみ新地」(神田南通3)の跡地を売買できると見せかけ、同市名義の文書を偽造したとして、県警捜査2課と尼崎南署などは4日、有印公文書偽造・同行使の疑いで、会社役員の男(50)=同市=と不動産業の男(69)=神戸市灘区=を逮捕した。 2人の逮捕容疑は共謀し、神戸市の女性(77)に旧かんなみ新地の跡地を買い入れ、尼崎市に転売できるとうたい、2023年3~6月ごろ、跡地売買の仲介で認可を得ているなどと装う同市名義の文書4通を偽造し、女性に提出した疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。 同署によると、女性は跡地の買い入れ資金として計約2億円を支払ったという。県警は詐欺容疑も視野に捜査する。旧かんなみ新地は21年11月、風営法に基づく市と警察の警告を受け一斉閉店した。

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