<ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選:オーストラリア1-0日本>◇5日◇C組◇第9戦◇パース 【パース(オーストラリア)=佐藤成】FIFAランキング15位の日本が、ワールドカップ(W杯)北中米大会のアジア最終予選で初黒星を喫した。 約1年5カ月ぶりの出場となった佐野海舟(24=マインツ)は、代表のユニホームに袖を通し「誇りに思う」と口にした。 先発し藤田譲瑠チマ(23=シントトロイデン)とボランチでコンビを組み、攻撃を組み立てた。後半19分にピッチをあとにし、試合終盤の失点で0-1で敗れた。 「自分のプレーを、たくさんの人に見てよかったと思えるようにしたいと思っていた」と臨んだが、「今日は結果的に負けてしまった。自分のプレーとしてもそういうプレーを出せなかった」と悔やんだ。 復帰していきなりの先発起用。森保一監督の期待について「もちろんそれは感じていた」としつつ「それに応えるようなプレーではなかった」と振り返った。「次に切り替えてやっていきたい」とインドネシア戦(10日、パナスタ)に視線を向けた。 佐野は鹿島アントラーズからマインツに移籍が発表された直後の昨年7月、不同意性交容疑で逮捕された。同7月29日に釈放され、翌8月8日には不起訴処分となっていた。 今季はブンデスリーガ全34試合に先発。昨年1~2月のアジア杯カタール大会以来となる代表招集となり、活動前には謝罪会見を開いていた。