エルサルバドルに誤送還された男、米に帰国 当局は新たな容疑で逮捕

【AFP=時事】米国のパム・ボンディ司法長官は6日、エルサルバドルに強制送還していた男を同日、米国に送還し、密入国のあっせんに関わった容疑で逮捕したと明らかにした。 逮捕されたのは、キルマー・アルマンド・アブレゴ・ガルシア容疑者。 トランプ政権は同容疑者について、3月に「行政上のミス」でエルサルバドルの悪名高い刑務所に移送したことを認め、連邦最高裁判所から米国に帰還させるよう命じられていた。 ボンディ司法長官は、エルサルバドルから米国に送還された後、不法移民の密入国に関与した容疑で直ちに逮捕したと説明。 帰国させたのは「裁きを受けさせるため」で、エルサルバドル当局に逮捕状を提示していたと主張した。 ホワイトハウスのアビゲイル・ジャクソン副報道官も、今回の帰国は「最初に国外追放した件とは一切関係ない」とX(旧ツイッター)で説明。 「われわれは間違っていなかった」とし、「新たな捜査により、米国内で犯した罪が極めて悪質であることが判明したため米国に送還した。この罪に関して責任追及できるのは、米国の司法制度だけだ」と主張した。【翻訳編集】 AFPBB News

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