ラビに椅子投げ付けたパレスチナ人を精神鑑定 フランス当局

【AFP=時事】フランス当局は、パリ郊外のカフェでラビ(ユダヤ教指導者)に椅子を投げ付け、負傷させたとして6日にパレスチナ人の男を逮捕し、病院で精神鑑定を受けさせていると明らかにした。襲撃理由は明らかになっていない。 被害者のラビは、パリ西郊の富裕地区ヌイイシュルセーヌのカフェで同席者と話をしていた際、男に椅子を投げられ、頭に裂傷を負った。 検察当局は、宗教的動機が疑われる暴行事件とみて、刑事捜査を開始したと発表した。 検察当局は、容疑者は、短期滞在資格でドイツに居住していた不法移民のパレスチナ人だとし、パレスチナ自治区ガザ地区ラファ出身の28歳の男とみられると説明。 「強制入院させ、精神鑑定を受けさせている」とした。 強硬派のブリュノ・ルタイヨ内相はX(旧ツイッター)で、このパレスチナ人の男が「フランスにいるべき理由はなかった」とし、「厳罰を受け、追放されるべきだ」と主張した。 フランスのユダヤ系団体代表協議会(CRIF)はXで、「この攻撃はフランスのユダヤ人を標的にした有害な風潮の新たな一例だ」と非難した。【翻訳編集】 AFPBB News

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