交通事故における「危険運転」の適用拡大を。娘を失った父親が悲痛な思いを語りました。 波多野暁生さんは10日、警察官などおよそ120人を前に悲痛な思いで、危険運転の適用拡大を求めて、自身の経験を語りました。 (波多野さん)「まさか死んでしまうとは全く想像もしていませんでした」 暁生さんは5年前、東京都内にある自宅近くの横断歩道を、小学5年生だった一人娘の耀子さん(当時11)と渡っていたところ、赤信号を無視した軽ワゴン車が進入。2人ははねられました。暁生さんは意識を失い病院へ搬送。回復し目覚めると、耀子さんは帰らぬ人となっていました。 (波多野さん)「棺に入った娘は花に埋もれていました。全く受け入れられない光景でした。今でもはっきりと頭に焼き付いている」