「宝塚歌劇団」のチケットを繰り返し高額で転売したとして、東京都の自称トータルコーディネーターの女が逮捕されました。 チケット不正転売禁止法違反の疑いで兵庫県警に逮捕されたのは、東京都品川区の自称トータルコーディネーター、三浦千晶容疑者(53)で、2023年11月ごろから2024年8月ごろにかけて、3回にわたり「宝塚歌劇団」の観劇チケットを購入価格より高い金額で転売した疑いがもたれています。 警察によりますと、三浦容疑者は、宝塚歌劇団の観劇チケットを先行入手できる会員制の「宝塚友の会」を通じて、1枚5500円から9500円の定価で購入した後、インターネットの売買サイトを通じて1枚あたり1万5000円から最大7万円で転売していたということです。2023年、歌劇団側から「チケットを不正転売している人がいる」との相談が警察に寄せられ、売買サイトの取引記録などから売り手として登録していた三浦容疑者の転売が発覚したということです。 調べに対し三浦容疑者は、「簡単にネットでチケットを売ることができたので、ここまでおおごとになるとは思いませんでした」などと容疑を認めているということです。 同じ売買サイトでは三浦容疑者名義で登録された約100件の宝塚歌劇の観劇チケットの取引記録が残っていたということで、警察は三浦容疑者が同じ手口で高額転売を繰り返して利益を得ていたとみて調べています。