フランスで中学生が教育補助員を刃物で殺害…「セキュリティゲートを設置する」

フランスで、ある中学生が教育補助員を殺害する事件が発生した。 10日(現地時間)午前8時15分ごろ、フランス東部ノジャンのある中学校の前で、同校の生徒が教育補助員を刃物で刺して殺害した。 日刊紙ル・モンド、フィガロによると、14歳のこの生徒は、軍事警察が登校する生徒たちのカバンを検査している途中、突然教育補助員に刃物を振り回した。被害者は病院に運ばれたが死亡した。 容疑者は現場で逮捕された。検察は、容疑者逮捕の過程で、軍事警察官1人も手に軽傷を負ったと明らかにした。容疑者の犯行動機はまだ分かっていない。 フランス政府はここ数カ月間、学校内外で青少年の凶器事件が続くと、学校内の凶器所持を禁止するためにカバンの検査など強化された政策を施行した。 にもかかわらず、再びこのような凶悪犯罪が起きると、社会が大きな衝撃に陥った。 フランスのマクロン大統領はXに「国家全体が哀悼しており、政府は犯罪を根絶するために総力をあげている」と明らかにした。 フランソワ・バイル首相は議会対政府質問で「この日のことは単なる事件ではなく、社会的退行現象」とし「凶器が青少年の間で日常的な現実になっている」と懸念を示した。 また「政府は学校の出入口にセキュリティゲートを試験設置する」とし、「抑止力を強化するための規定と刑事処罰措置もつくる必要がある」と明らかにした。

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