ケイティ・ペリーのオーストラリア・シドニーでの最新パフォーマンスで、ステージに乱入した人物がセキュリティに連行されるという記憶に残る瞬間があった。 この事件は、シドニーのクードス・バンク・アリーナ(シドニー・スーパードーム)で現地時間2025年6月9日に開催された、ケイティの【ライフタイムズ・ツアー】公演で発生した。同会場でソールドアウトしていた3公演中の2日目に当たるこのコンサートは通常通り始まったものの、ケイティが2008年のシングル「Hot N Cold」を歌っている最中に予期せぬ人物がステージに現れた。 事件の映像には、ステージ上に現れた人物がケイティに腕を回し、彼女が本能的に顔を背ける様子が映っている。このファンは踊り続け、彼女は、「こんなショーは二度とないから、ただ楽しんで!」と観客に呼びかけた。 その後、ステージに乱入した男は二人の警備員に捕まえられ、他の警備員たちに引き渡される様子が映し出された。「一体何が起きているの?」と、コーラスの中盤でケイティが観客に尋ねている声が聞こえる。 シドニー・モーニング・ヘラルドの報道によると、問題の人物は、TikTokで@pyjamamannというユーザー名でステージ乱入の動画を投稿することで知られる“連続いたずら犯”のジョンソン・ウェンと特定された。ウェンの動画には、2023年にメルボルンでザ・ウィークエンドのステージに登場した様子や、数多くのスポーツ・イベントのピッチに乱入する様子が映っている。 ニューサウスウェールズ州警察は、ウェンが逮捕されてオーバーン警察署に連行され、「閉鎖された土地への侵入および職務遂行中の者に対する妨害」の容疑で起訴されたと同紙に報告した。 ウェンは現地時間6月23日の公判に先立ち、条件付き保釈が認められ、クードス・バンク・アリーナのあるシドニー・オリンピック・パークの敷地内への立ち入りを6か月間禁止される処分を受けた。 6月10日にもシドニーで公演が行われたケイティのツアーは、今後メルボルン、ブリスベン、パース、アデレードへと続く。