福岡県警粕屋署は11日、今年4月に窃盗容疑で逮捕した男2人の供述などから、2024年5~9月に同県古賀市など4市1町で、道路の側溝をふさぐ鉄製のふた「グレーチング」118点など、屋外に設置した金属を含む物品やコンクリートブロック計158点(総額713万円)が盗難被害に遭ったと発表した。 署によると、逮捕されたのは福岡市のアルバイトの男(24)と住居不定の自営業の男(22)。久山町で昨年8月10日正午ごろ、側溝に並んでいた鉄板3枚(計2メートル×1メートル)を盗んだ疑いがある。 目撃者から「軽トラックから降りてきた男2人が道路脇の鉄板を荷台に積み込み、走り去っていった」と110番通報があり、周辺の防犯カメラ映像などから2人を特定。2人とも「盗んだ鉄を売却して、生活費に充てていた」などと容疑を認めているという。 容疑を裏付け、立件したのはこの鉄板3枚のみだったが、供述などから残りの被害を確認したという。(小勝周)