他人のクレカでトレカ3000枚を購入 転売目的か、スマホには荷受役とのやりとり痕跡も 男2人を逮捕

他人名義のクレジットカードを不正に利用し、トレーディングカード約3千枚を購入したとして、兵庫県警サイバー捜査課と葺合署などは12日、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで、ともに会社員で神戸市中央区の男(30)と、愛知県豊田市の男(48)を逮捕した。 逮捕容疑は共謀し昨年10月、他人名義のクレジットカードを使い、トレーディングカード販売会社のサイトでカードやカードパック24点(販売価格計14万7200円)を購入し、豊田市の男の自宅に配送させて盗んだ疑い。調べに神戸市の男は容疑を認め、豊田市の男は「おおむね間違いない」と話している。 同課によると、不正利用されたのは栃木県の男性名義のクレジットカードで、神戸市の男が何者かからカード情報を入手し、転売目的で商品を購入した疑いがあるという。この男はカード情報を暗号資産で購入したとして逮捕され、今月4日に割賦販売法違反の罪で起訴されていた。 また、この男のスマートフォンには他の荷受役とやりとりをした痕跡もあり、同課は荷受役が15人以上に上るとみて捜査を進める。 同課の説明では、豊田市の男はX(旧ツイッター)に投稿されたバイトの募集に応募し、神戸市の男と秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」でやりとりをしていた。

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