名古屋のホテルで起きた強盗殺人事件で、新たに2人を逮捕。容疑者らは被害者から金を脅し取る「美人局」を計画したとみられます。 事件は今月7日、名古屋の繁華街、栄4丁目のホテルの一室で起きました。愛知県春日井市に住む会社員の32歳の男性が死亡しているのが見つかったのです。 男性はベッドの上でうつ伏せに倒れていました。上半身は裸でズボンをはいていて、シーツには鼻血とみられる血痕が付着していました。 司法解剖の結果、男性の死因は首を絞められたことによる窒息死と判明。 警察は男性を殺害し、腕時計などを奪った強盗殺人の疑いで名古屋市中川区の無職・加藤伶音容疑者20歳を逮捕しました。 加藤容疑者の自宅の近くに住む人は、こんな様子を目撃していました。 ■30人くらいの警察が… (近所の人) 「日曜日(8日)だった。10階に戻った時に30人ぐらい(警察が)いたので一気に押さえられるような雰囲気だった。たぶん逮捕前だったと思う」 そして昨夜、新たな動きが。警察は中川区の19歳の無職の女を強盗殺人の疑いで、春日井市の職業不詳・波多野佑哉容疑者23歳を恐喝の疑いで逮捕しました。 (波多野容疑者を知る人) 「(小学生の時は)空手をやっていたのは知っている。雰囲気はそんな(やんちゃな)感じ」 被害者の男性は事件の前、容疑者の女と一緒にホテルに入り、そのすぐ後に、加藤容疑者が同じ部屋に入っていく様子が防犯カメラの映像などで確認されていました。 警察は、3人の認否を明らかにしていませんが、波多野容疑者の指示のもと男性から金品を脅し取る、いわゆる「美人局」を計画し、トラブルになって殺害した可能性があるとみて調べています。