「まだ検挙に至っていないが安全安心を実感していただきたい」 府中町男性殺害事件から2か月 現場周辺で警察のパトロールなど続く 広島

広島県府中町で男性が殺害された事件から12日で2ヶ月です。現場周辺では、警察のパトロールなどが続けられています。 11日、府中町の府中交番に集まったパトカーや青色防犯パトロールカー。4台の車両は、交番と水分峡森林公園との間を一列に並んで往復し、約1時間、地域や住民を見回りました。 広島東警察署生活安全課長 奥野貴正警部 「(犯人は)まだ検挙に至っておりませんが、こうやって、私たち警察と住民の方が一体となって、みなさんに安全安心を実感していただきたい」 事件が起きたのは4月12日の夜。府中町の水分峡森林公園で、東京都練馬区の会社員、里見誠さんが頭や顔を複数回殴られ殺害されました。犯人は今も捕まっていません。 事件から2ヶ月たったこの日も、現場近くの小学校では、登校中の見守り活動が続けられていました。一部の児童は今も保護者と一緒に登校しているということです。 一方、府中町のピッコロゴード保育園では、事件の後、園の外での活動を中止していました。再開にあたり、人目の多い場所や死角が少ない場所に活動場所を限定する対策をとりました。今後、さらに園内の防犯カメラも増設予定です。 捜査本部には、12日時点でおよそ60件の情報が寄せられており、犯人逮捕に向け、遺留品や防犯カメラ、SNSの解析などの捜査が続いているということです。

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