ベトナムから覚醒剤約1キロ密輸 菓子の乾燥剤と入れ替えたか 容疑で男2人を逮捕

ベトナム国内から覚醒剤約1キロを密輸したとして、警視庁や神奈川県警、東京税関の共同捜査本部は、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、ベトナム国籍のグエン・ヴァン・ギアー(20)、グエン・ヒュー・トゥオン(25)両容疑者=いずれも埼玉県蕨市=を逮捕した。警視庁は認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は昨年10月31日~11月1日にかけて、何者かと共謀の上、ベトナム国内から東京都福生市内の集合住宅宛てに覚醒剤約956・38グラム(末端価格約6300万円)を発送し、成田空港に到着させ密輸したとしている。東京税関の職員が発見した。 警視庁などによると、菓子とみられる食品に封入されている乾燥剤の中身を覚醒剤とすり替えていた。 2人は留学生として来日。密輸グループの日本側の「指示役」として、届け先を指定するなどしていたとみられる。昨夏以降、都内の日本語学校に通う留学生の住所が、違法薬物の届け先にされるなどした事件が相次いでおり、関連を調べる。

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