同志社大が5、6位決定戦へ 永山監督、奮闘FW「良くなっている」/関西Aリーグ

関西大学春季トーナメント3回戦(15日、同志社大43-19摂南大 同志社大京田辺キャンパス)同志社大が計7トライを奪い、快勝した。21日の5、6位決定戦(天理親里競技場)で関学大と対戦する。部員2人が麻薬取締法違反の疑いで逮捕された天理大の出場辞退で7、8位決定戦が無くなり、摂南大の7位が確定した。 同志社大は前半5分、敵陣ゴール前の連続攻撃からCTBファイアラガ義信(3年)が右中間に飛び込み、先制。その後は点の取り合いとなり、後半14分には26-19と7点差に迫られたが、17分にキックカウンターからWTB上嶋友也(3年)が鮮やかに中央に走り込み、リードを広げると、さらに2トライを加え、突き放した。 この日の同志社大は攻守ともに当たり負けせず、計7トライ中4本を敵陣ゴール前のラインアウトからモールを押し込んで奪うなどFWの力強さも光った。 今季就任の永山宜泉(ぎせん)新監督によると、現在は体をぶつけ合う練習に力を入れており、「踏み込むタックルとか、FWがドライブする部分は良くなっていると思う」と評価。FWリーダーのLO林慶音(4年)は「全員でまとまることを意識し、押し切ってトライを取れたことは収穫」と胸を張り、「最近の(同志社大の)低迷はFWが弱かったからと思っている。FWが強くなることが大切」と奮起を誓った。 林慶はこの日はけが人続出の影響で、「中学校以来」というPRで出場。それでも「リーダーの僕が先頭に立たないとFWは成り立たない。言い訳をせず、スクラムを勝ち切るというマインドで臨んだ」と奮闘し、勝利に貢献した。 準決勝2試合も行われ、京産大が近大に54-12、立命大が関大に26-15で勝った。決勝と3位決定戦は22日に天理親里競技場で行われる。

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