“集団食中毒”で営業停止に弁当販売か ミシュラン掲載店の経営者ら逮捕

ミシュランガイドにも掲載された大阪にある日本料理店が、集団食中毒で営業停止の処分を受けたにもかかわらず、その期間中に仕出し弁当を販売したとして、経営者らが16日に逮捕されました。この仕出し弁当を食べた複数人からもノロウイルスが検出されています。 『日本料理 喜一』が大阪・河内長野市にのれんを出したのは35年前。ミシュランガイドで何度も星を獲得している京懐石の名店です。 ミシュランガイド関西2015 「店内は簡素な設えで、気の置けない友人や家族との会食に向く」 店は家族経営でした。代表取締役の北野博一容疑者(69)。妻で女将の経子容疑者(68)。長男の博稔容疑者(41)は店長を務めていました。逮捕容疑はいずれも食品衛生法違反です。 発端は2月8日。13日にかけて店で食事をした人や仕出し弁当を食べた人、合わせて43人が食中毒の症状を訴えました。調査に入った保健所は店の食事が原因と断定。2日間の営業停止を命じました。ところが、営業再開後も店の食事が原因とされる食中毒が相次ぎ、保健所は期限を定めない営業禁止を命じます。

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