ふるさと納税の業務委託をめぐり、大町町の60歳の職員と会社役員の2人が逮捕された贈収賄事件で、町の職員が逮捕前、町長に対し「カニを受け取ったが、金の受け渡しはしていない」と話していたことが分かりました。 逮捕・送検されたのは当時大町町の企画政策課長だった古賀壯容疑者60歳です。 また、同じく逮捕された江北町の会社役員・米原正彦容疑者67歳も17日身柄が佐賀地検へ送られました。 このうち、古賀容疑者は2023年度のふるさと納税の業務委託をめぐり、入札の参加業者が作成した企画提案書を米原容疑者に提供し、見返りとして現金10万円を受け取った加重収賄の疑いが持たれています。 また現金を渡した米原容疑者は贈賄の疑いが持たれています。 警察は2人の認否を明らかにしていません。 町によりますと、古賀容疑者は5月、警察から事情聴取を受けていて、電話で町長に対し「警察から写真があると言われ、認めざるを得なかった。カニを受け取ったが、金の受け渡しはしていない」などと話していたということです。 一方、水川町長は17日午前サガテレビの取材に応じ、自身の関与については否定しました。 Q.町長が直接関わったりとか? 【大町町水川一哉町長】 「それはありませんので」