〈東京電力のエリート社員はなぜ路上でカラダを売っていたのか、本当の犯人はどこへ…「東電OL殺人事件」が残した“2つの謎”(1997年の事件)〉 から続く 「あれだけの間違いをして、ひとりだけでなく、多くの人間の人生を狂わせたのにまだ警察はネパール人を疑っているのかと、怒りというより、哀しみがこみ上げてきました」 1997年、東京電力の社員である女性が殺害された「東電OL殺人事件」。当初はネパール人の男性が犯人として逮捕されたが、のちに冤罪と判明。しかしその後も警察がネパール人犯人説をやめない理由とは…。ノンフィクション作家の八木澤高明氏の新刊『 殺め家 』(鉄人社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/ 最初 から読む) ◆◆◆