島根県出雲市の山陰道で5月31日、乗用車が対向車線にはみ出し、立て続けに2台と衝突。男女9人が救急搬送され、このうち60代の女性が死亡するなどした事故で、対向車線にはみ出した乗用車を運転していたパート従業員の男が、過失運転致死傷の疑いで18日逮捕されました。 この事故は5月31日午後2時半頃、出雲市の山陰道で、松江市方面から大田市方面へ向けて、浜田市のパート従業員の男(71)が運転していた乗用車が対向車線にはみ出し、2台の車と立て続けに衝突したものです。 この事故で男女9人が救急搬送され、このうち、男が運転する乗用車の助手席に乗っていた妻(60代)が死亡しました。 また、2台目に衝突した車に乗っていた小学生の男の子は今も意識不明の重体です。 このほか4人が重軽傷を負いました。 現場は片側一車線の対面通行となっている高架橋の上で、ワイヤーロープが設置できないため、センターパイプが設置されている区間でした。 調べに対し男は「対向車線にはみ出し、対向車2台とぶつかり、妻を死亡させ、相手方にけがを負わせたことに間違いありません」と容疑を認めています。 警察が、乗用車が対向車線にはみ出した詳しい原因などについて、引き続き調べを進めています。