武田鉄矢もゲスト出演予定 ヒロイン・唐田えりかの『102回目のプロポーズ』に少なくない疑問の声

ACジャパンの代わりに、美容クリニックやブランド品の買取業者、専門学校などのCMは入っているものの、いまだ、ナショナルスポンサー出稿の目処が立っていないフジテレビ。 悪いことは続くもので、6月11日には、視聴者に人気が高かった山本賢太アナ(27)が過去にオンラインカジノを利用していたことが判明した。 「中居正広氏(52)の件も落着してないのに、今回の不祥事です。他局であれば、ここまで注目されることはなかったかもしれませんが、SNSでは《違法カジノでもフジテレビ》《やっぱりフジアナだけ》などと批判コメントが出ています。6月25日に行われる株主総会は大荒れになるでしょう」(スポーツ紙デスク) そんなフジテレビの唯一の朗報といえば、『続・続・最後から二番目の恋』や『波うららかに、めおと日和』。そして、カンテレ制作の『あなたを奪ったその日から』など、4月期の連続ドラマの視聴率が軒並み好評で、見逃し配信の再生数などでも好成績を上げていることだろう。 さらに、動画配信サービスFODオリジナルドラマの『HEART ATTACK』も、かなり評判がいい。その流れに乗って……なのだろうか、『101回目のプロポーズ』の続編が、FOD作品として今秋にもクランクインするというニュースが流れてきた。 5月22日、ニュースサイト『女性セブンプラス』が報じたところによると、1991年に、武田鉄矢(76)主演で放送された『101回目のプロポーズ』の続編で、仮のタイトルは『102回目のプロポーズ』。その武田も主役ではないが、『102回目~』にゲスト出演するという。 「主人公にキャスティングされたのは『霜降り明星』のせいや(32)で、武田の猛プッシュで実現したそうです。フジテレビは今年3月で打ち切りになった『ワイドナショー』に準レギュラーで出演していた武田を『サン! シャイン』のスペシャルキャスターにも起用しています。 そして、今度は『102回目〜』です。社内の若い社員からは、せいやの起用には納得の声が上がっていますが、『問題発言の多い武田さんをどうしてここまで優遇するのか理解できない』という意見もかなり上がっているようです」(前出・スポーツ紙デスク) さらに、かつて浅野温子が演じたヒロインには唐田えりか(27)が起用されるという。これにも、疑問の声が少なくない。 ◆ただの話題作り 「確かに唐田さんは、Netflixで好評だった『極悪女王』で長与千種役を演じて話題になりましたが、いまだにXでは過去の不倫について叩かれることが多い。結果、“サレ妻”となってしまった杏さん(39)の好感度が高い分、いまだにSNSでは《3人のお子さんから父親を奪った女性》など言われ続けていますね。一部には『演技派女優』との評価もありますが、なぜ彼女なのか。『ただの話題作りとしか思えない』といった疑問の声も少なくありません」(キャスティングプロデューサー) フジテレビは’20年にも『東京ラブストーリー Tokyo Love Story』をFODで配信。1991年のオリジナル版で織田裕二(57)が演じたカンチを伊藤健太郎(27)が演じている。キャストが発表された際、’20年に交通事故を起こし、そのまま逃げて逮捕された伊藤を起用したことで大きく報じられたが、ドラマ自体は、それほど話題にはならなかった過去がある。さらに、民放ドラマ業界関係者からはこんな声も上がっている。 「『101回目~』も『東京~』も、大多亮氏(66)がプロデューサーを務め、一躍彼の名を世に知らしめた作品です。その後、カンテレの社長に就任した際、かつて『東京〜』のヒロインを務めた鈴木保奈美(58)との不倫を蒸し返されたりしていました。 先日、中居氏の問題で引責辞任し、6月5日には、フジテレビが提訴すると発表したばかりです。そのタイミングで 『101回目~』 の続編を制作しようものなら、また何を言われるかわかりません。いったい、フジテレビは何を考えているのでしょうか」(フジテレビドラマ制作局OB) そんななか、主演を務めると報じられた『霜降り』のせいやは、6月6日の『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に生出演。相方の粗品から『102回目のプロポーズ』について話を振られると「まったくそんな事実はございません。ないないない」などと否定している。確かに、制作発表前に、記事を認めるわけにはいかない気持ちはわかるが……。 ◆オリジナルキャストのほうが…… 念のため、フジテレビに制作は事実か問い合わせたが、「制作の詳細についてはお答えしておりません」とのことだった。この状況に、コラムニストの山田美保子氏は、次のような見解を示した。 「中山美穂さん主演の『すてきな片想い』を含め、『東京ラブストーリー』と『101回目のプロポーズ』は“純愛三部作”と呼ばれ、それぞれの主題歌がミリオンヒットを記録したり、ロケ現場やキャストの衣装などがトレンドになるなどトレンディドラマの走りでもありました。同時に、出版界や音楽界を含め、一大恋愛ブームとなったのですが、当時はケータイ電話もない時代。すれ違いや待ちぼうけ、鉢合わせなどが当たり前で、そういった偶然の連続がドラマチックなストーリーを生み出していました。 当時の恋愛ドラマに、マッチングアプリで交際や結婚をする現代の若者が共感してくれるのかは未知数です。そもそも若い人たちはドラマを観てくれる方が少ないですし……。今期ドラマでは、フジテレビ過去ドラマの続編でもある『続・続・最後から二番目の恋』が高評価を得ていますが、それは、オリジナルキャストで続編を作っているからです。オリジナルのファンに加えて、新しいファン層が増えているのでしょう。『102回目〜』も武田さんが出演するのなら、オリジナルキャストでその後を描いたほうがいいのではと思いました」 せっかく名作ドラマの続編を制作するのだから、ファンとしてはぜひとも成功してほしいが──。

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