いわき市発注の工事をめぐる官製談合事件で、逮捕された職員の男は、自分で設計した工事の金額を業者側漏らしたとみられています。 逮捕された、いわき市水道局の眞山佳幸容疑者(34)は、市が発注する工事の入札で、秘密事項である設計価格を業者に漏らし落札させたなどの疑いがもたれています。 工事を落札した大松興産の会社役員=松原文司容疑者(74)と松原文隆容疑者(48)も、入札を妨害した疑いで逮捕されています。 市によりますと、この工事の設計や価格設定は、眞山容疑者が行っていて、設計金額のほかに入札の最低制限価格も知り得る立場だったということです。 警察は、眞山容疑者が見返りを受け取っていたかも含め捜査を進めています。