患者から200万円をだまし取った疑いで逮捕された歯科医師の男が、複数の患者から借金をしていたことが分かりました。 高橋仁一容疑者(58)は、院長を務めていた千葉市の歯科クリニックで、2021年に患者の女性(50代)から現金200万円をだまし取った疑いが持たれています。 その後の捜査関係者への取材で、高橋容疑者が複数の患者から多額の借金をしていたことが分かりました。 警察に詐欺被害を申告している十数人の患者の中に、金を貸してトラブルになっている人もいるということです。 高橋容疑者の借金が膨らみ、クリニックは自転車操業になっていたとみられています。 警察によりますと、高橋容疑者は「弁護士と話をするまでは黙秘します」と話しています。