「大川原化工機」を巡る冤罪事件で、警視庁公安部と東京地検の幹部が起訴が取り消された社長らに初めて直接謝罪をしました。 機械メーカー「大川原化工機」に対する捜査の違法性を認め、賠償を命じた東京高裁の判決は、都と国が上告せずに確定しました。 これを受け、警視庁公安部と東京地検の幹部が横浜市にある「大川原化工機」の本社を訪れ、大川原社長らに直接謝罪しました。 大川原社長らは軍事転用が可能な機械を不正に輸出したとして2020年に逮捕・起訴されましたが、その後、東京地検が起訴を取り消しました。 一方、勾留中に胃がんが見つかり、その後、死亡した元顧問の相嶋静夫さん(75)の遺族は謝罪を受け入れていません。