無許可で接待営業を行ったとして、警視庁保安課は28日、風営法違反の疑いで、東京・歌舞伎町のガールズバー「55Lounge（ゴーゴーラウンジ）」経営、八幡俊彦容疑者（35）＝東京都新宿区喜久井町＝を現行犯逮捕した。容疑を認めている。 ホストクラブやキャバクラといった風俗営業店の悪質な営業の規制を強化する改正風営法は28日から施行され、改正後の適用は全国初。 同課によると、店では女性従業員の足元に鏡を設置しており、男性客らが女性の下着を見ることができる仕組みになっていた。令和5年から営業し約5千万円を売り上げていたとみられ、今月上旬にも無許可接待について行政指導を受けていた。 逮捕容疑は28日、風俗営業の許可を受けず、女性従業員が男性客に酒類を提供してカウンター越しに談笑するなどの接待営業を行ったとしている。 法改正により、無許可営業に対する罰則は、個人は「2年以下の拘禁刑、200万円以下の罰金」から「5年以下の拘禁刑、1千万円以下の罰金」に厳罰化され、法人への罰金上限は200万円から3億円に引き上げられた。