6月13日の深夜、九州道上り須恵インター付近で酒を飲んで無車検の車を運転したなどとして49歳の無職の男が逮捕されました。 男は、九州道で物損事故を起こした後、そのまま立ち去っていましたが、男の自宅の近所に住む住民が「ボロボロの車が止まっている」と警察に通報して早期の逮捕につながったということです。 道路交通法違反(酒気帯び運転・事故不申告)と道路運送車両法違反(無車検自動車運行)の疑いで逮捕されたのは北九州市戸畑区に住む49歳の無職の男です。 無職の男(49)は6月13日午後11時半ごろ、九州道上り須恵インター付近で酒を飲んで無車検の車を運転したうえ、交通事故を起こしてその場から立ち去った疑いが持たれています。 警察によりますと、事件から数時間後の翌14日未明に無職の男(49)の自宅の近くに住む人が「ボロボロの車が止まっている」と警察に通報。 警察が無職の男(49)の自宅に駆けつけ、男に事情を聴いた際に酒の臭いがしたため、呼気を調べたところ、基準値の2倍を超えるアルコールが検出されていました。 その後の捜査で九州道の事故現場に残された車のバンパーが男の車のものだったことや防犯カメラの映像から男の車が九州道に進入した時は事故を起こした形跡がなかったこと、車の車検の有効期限が今年3月30日までだったことが明らかになったということです。 取り調べに対し、無職の男(49)は「運転前に体にアルコールが残っている感覚がありましたし車検が切れていることは知っていた。そんな状態で運転していたことがばれるのが嫌で警察に届け出はしませんでした」と容疑を認めているということです。