「こども性暴力防止法」で検討会 教諭らの盗撮画像共有事件を踏まえた議論も

「こども性暴力防止法」に関する検討会が開かれ、小学校教諭の男らが女子児童の下着を盗撮し、画像をSNSで共有したとして、逮捕された事件を踏まえた議論が行われました。 性犯罪歴がある人を、こどもと接する仕事に就けないようにする“日本版DBS”や、性犯罪を起こさせない予防策などが盛り込まれた「こども性暴力防止法」をめぐっては、こども家庭庁の検討会で施行に向けガイドライン策定の議論が行われています。 30日の検討会では、愛知県名古屋市の小学校教諭の男らが女子児童の下着を盗撮し、画像をSNSで共有したとして、逮捕された事件を受けて、委員から複数の意見があがりました。 具体的には、「学校や園で私用のカメラは使わないというルールが必要」といった意見や、「働く場所の死角を減らす必要がある」などの意見が出されました。 また、愛知県の事件では、児童のリュックに体液をかけたとして器物損壊容疑で逮捕された教諭がいましたが、今回の“日本版DBS”では、「器物損壊罪」は、確認対象になっていないとして、対応が必要だといった意見も出されました。 こども家庭庁は、今後、こどもや関係団体から意見を聞く機会を設けるなどし、議論を深めていくとしています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加