東京・池袋で男性が死亡した事件で逮捕された男は「我慢の限界がきてしまった」と供述していることがわかりました。 殺人未遂の疑いで緊急逮捕されたのは「アディーレ法律事務所」の従業員・渡辺玲人容疑者(50)です。 渡辺容疑者は1日午前11時45分ごろ、池袋の高層ビル「サンシャイン60」に入る事務所スペースで同僚の30代の男性の首をナイフで複数回、突き刺した疑いがもたれています。 男性は搬送先の病院で死亡しました。 渡辺容疑者は「以前から被害者に恨みを持っており、我慢の限界がきてしまい、自宅から持参したナイフで刺しました。殺そうと思ったわけではなく、痛みを味わせたかったが、結果的に死んでも構わないと思って刺した」などと話しているということです。 警視庁によりますと、渡辺容疑者は通常通り出勤し、座っている男性を背後から刺したとみられています。 また、犯行後、JR池袋駅前の交番に出頭し、リュックサックに入れていた血の付いた折りたたみ式ナイフを自ら取り出したということです。 さらに、所持品の中には犯行に使ったナイフのほかに2本のナイフも入っていました。 警視庁は今後、殺人容疑に切り替えて捜査する方針です。