【07月01日 KOREA WAVE】韓国の非常戒厳宣布に関連した事件を捜査している特別検察チーム(特検)と、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の間で、次回出頭日程を巡る対立が続いている。 特検は当初、ユン前大統領に対して6月30日午前の出頭を通知したが、弁護団側の要請を受けて出頭日を7月1日に変更した。しかしユン氏側は改めて5日または6日への延期を求めており、これに対して特検は「再び出頭要請に応じなければ、刑事訴訟法に基づき逮捕状を再請求する」と警告している。 対立の背景には、7月3日に予定されている内乱関連の刑事裁判がある。ユン前大統領の弁護団は、同日の証人尋問が終日続く予定で、体調への配慮から1日休養を挟んだ5日または6日に出頭する意思を示した。 しかし特検側は「出頭日は捜査機関が決定するものであり、協議は合意ではない」と主張。ユン氏側の要請を拒否し、1日に出頭しない場合は再び出頭を要請するとともに、調べへの非協力とみなして逮捕状や拘束令状請求も検討するとしている。 一方、両者の意見が一致する可能性があるのは7月5日で、特検関係者も「4日か5日になる可能性が高い」と述べているが、依然として1日の出頭を求める姿勢を崩していない。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News