大阪や兵庫、京都など5府県で、トヨタの「アルファード」など高級車の窃盗を繰り返したとして、20代から50代の無職の男らが逮捕、送検されました。 男らのグループは、5年ほどの間に100件以上、被害総額約2億6500万円にのぼる自動車盗などに関わったとみられます。 窃盗などの疑いで逮捕、送検されたのは、いずれも住居不定で無職の西山寛一容疑者(59)や八木慶彦容疑者(27)ら男4人です。 西山容疑者らは去年7月、大阪市住之江区の駐車場で、トヨタ・アルファード(時価約370万円相当)を、「CANインベーダー」と呼ばれる特殊な機器を使って盗むなどした疑いが持たれています。 警察によりますと、西山容疑者らのグループは、2019年から去年にかけて、大阪や兵庫、京都など5府県で、おもにアルファードなど53台の窃盗のほか、ナンバープレートなどの部品盗や車上荒らしを約50件、繰り返すなどしていたとみられ、被害総額は約2億6500万円にのぼります。 盗まれた車は、岡山県内の中古車販売店などで売却されていたとみられ、警察に対し、西山容疑者らは、概ね容疑を認めているということです。