“だまされたふり”作戦でシンガポール国籍の受け子の男を逮捕 共謀者と検察官かたり80代男性から500万円だまし取ろうとした疑い 【福井】

福井市内の80代男性から現金500万円をだまし取ろうとしたとして、シンガポール国籍の男が逮捕されました。 詐欺未遂容疑で逮捕されのは、住居、職業ともに不詳のシンガポール国籍の男(31)です。 警察によりますと、6月16日、福井市内の80代男性宅の固定電話に総合通信局を名乗る者から「あなた名義の携帯電話が詐欺に使われ、その事件では2人が死んでいる」などと電話がありました。電話はそのまま検察官を名乗る者に代わり「損害賠償金を請求されている。現金500万円を引き出しておくように」と威圧的な口調で指示されたということです。 男性から相談を受けた妻が不審に思い、その日のうちに警察に届け出ました。翌日、男性宅には再び電話がありましたが、警察の指示のもと男性は“だまされたふり”をして自宅で現金を受け渡すことにし、警戒していた警察官が受け子とみられる男を発見し、逮捕しました。 男は旅行目的で入国していて、調べに対しては「犯罪かもしれないという認識はあった」としながらも、容疑を一部否認しています。 警察が共犯者や詳しい手口について捜査を進めています。

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