茨城県内少年刑法犯 25年 過去5年で最多392人 大麻摘発、前年3倍増30人

茨城県警が2025年に摘発した少年(14~18歳)で、刑法犯は前年比4割増の392人に上り、過去5年で最も多かったことが県警のまとめで分かった。特別法犯も82人と4割近く増え、大麻所持などで摘発された少年は前年の3倍の30人と過去最多だった。交流サイト(SNS)の普及による入手しやすい環境などが背景にあるとみられる。一方、子どもの性被害は微増で、このうち不同意わいせつは40件と約3割増加した。県警は今後も継続して啓発活動に力を入れる。 県警人身安全少年課によると、少年の刑法犯は前年比112人増の392人。強盗や不同意性交などの凶悪犯は21人、暴行や傷害などの粗暴犯は98人でそれぞれ9人増えた。窃盗犯は87人増の203人と全体の半数以上を占め、中でも食料品や衣料品などの万引が117人と多かった。 少年の特別法犯は22人増の82人。大麻の使用や所持は20人増の30人と急激に増え、過去最多となった。近年は21年19人、22年12人、23年25人、24年10人と推移していた。 大麻事犯増加の原因について、同課は共犯者の突き上げ捜査のほか、SNSの普及により売人とつながるなど、入手しやすい環境が背景にあるとみている。 このほか、18歳未満の子どもの性被害は微増で、3件増の74件。このうち不同意わいせつは9件増の40件だった。25年3月下旬には、県内の市立中学の元教諭=当時(29)=が、県内に住む10代の女性に対し16歳未満と知りながら体を触るわいせつ行為をしたなどとして逮捕され、その後、同罪で有罪判決を受けた。 SNSに起因し被害に遭った子どもは8人減の20人。深夜の連れ出しなど県青少年健全育成条例に関する被害者は3人減の6人、児童ポルノの被害者は9人減の5人だった。 県警は街頭活動や非行・薬物乱用防止教室、インターネットの適切な利用方法の啓発やSNS上での注意喚起などに今後も注力し、少年犯罪や子どもの被害の防止に努める。

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