不正車検の疑い自動車整備会社の社長ら4人を逮捕 三重・鈴鹿市

鈴鹿市の自動車整備会社で、車の点検を正しく行わず虚偽の書類を作成し車検証を交付させた疑いで、警察は自動車整備会社の社長ら4人を逮捕しました。 虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで逮捕されたのは、鈴鹿市の自動車整備会社「リトル・ガレージ」の社長 田中正樹容疑者(59)ら3人と、鈴鹿市の自動車販売会社の経営者 伊達千尋容疑者(57)です。 警察の調べによりますと、今年5月、自動車販会社を経営する伊達容疑者は、鈴鹿市の自動車整備会社「リトル・ガレージ」が車検を不正に行うことを知りながら、普通貨物車の継続検査の依頼をしたということです。 田中容疑者らは依頼を受けた普通貨物車の法定の点検や検査を適正に行わず、虚偽の保安基準適合証を作成して提出し、車検証を交付させた疑いがもたれています。 三重運輸支局から警察に、「事業規模から考えると年間の車検台数が同規模事業者と比べてはるかに多い」といった情報提供があり、警察が捜査を行った結果、不正な車検行為が常態化していると判断し、逮捕に至りました。 警察は4人の認否を明らかにしておらず、余罪があるとみて調べています。

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