寝たきりの夫に糖尿病の治療に使われるインスリンを注射して殺そうとしたとして、59歳の妻が逮捕されました。 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、松山市鉄砲町の無職 田村一美容疑者(59)です。 警察によりますと田村容疑者は去年10月3日、当時寝たきりでヘルパーの介護を受けていた夫の真一さん(57)に、糖尿病の治療に使われるインスリンを注射して殺そうとした疑いが持たれています。 インスリンは、糖尿病患者だった田村容疑者が通院先から処方されたもので、注射後、真一さんは意識障害などを伴う重症低血糖症になり、市内の病院に搬送されたということです。 その後、真一さんは回復しましたが、去年、別の病気で亡くなりました。 調べに対し田村容疑者は「インスリンを打って殺そうとしたことに間違いありません」と容疑を認めていて、警察が動機などを調べています。