「交通事故リスクが高い」白タクの危険性 整備不良や過労運転など警察が警鐘 適切な補償が受けられない恐れも

無許可で車に客を乗せて料金をとるいわゆる「白タク行為」をした疑いで男が逮捕された事件。 全国でも問題となっている白タク行為の危険性について県警が警鐘を鳴らしています。 埼玉県に住む中国国籍の34歳の男は10日、許可がないにも関わらず、運賃を得る契約で4人の外国人観光客を乗用車に乗せて運行した疑いで逮捕されました。 白タク行為を警戒していた捜査員が富士河口湖町の大石公園で車に客を乗せるところを見つけて追跡し、河口湖駅近くのコンビニで事情を聞いて摘発しました。 これまでの調べで観光客は入国する前にツアーに申し込んでいて、その中の移動手段として今回の白タクが使用されたということです。 全国の観光地で問題になっている白タク行為…。 県警はその危険性に警鐘をならしています。 交通指導課 近藤豊交通捜査室長: 「運行に対する安全管理がドライバー任せである。整備不良や長時間運転による過労運転、そして違法駐車などこういったことが懸念される。一般的な交通事故リスクが高いと言えます」 また白タクが事故を起こした場合、適切な補償が受けられない恐れがあるということです。 県警は去年1月以降取り締まりを複数回行い、白タク行為の疑いで合わせて5人を摘発しています。 交通指導課 近藤豊交通捜査室長: 「今後も関係機関と連携を図りながら関連情報の収集に努め、引き続き取り締まり等必要な対策を講じてまいります」

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