【ソウル聯合ニュース】韓国で昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を捜査する特別検察官は10日未明、自身の拘束阻止を指示した特殊公務執行妨害などの疑いで尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領前を逮捕した。尹氏はソウル拘置所(京畿道義王市)の一般収容棟内にある3坪未満の独房に収容された。法曹関係者が明らかにした。 尹氏は令状審査終了後、夕食を取り、身体検査などの入所手続きを受けてから収容棟に入った。収容者番号は「3617」であることが確認された。 これまで大統領経験者には3坪以上の独房が充てられていたが、空きがなかったようだ。 朴槿恵(パク・クネ)元大統領は約3.04坪(トイレ含め10.08平方メートル)の広さの独房を、李明博(イ・ミョンバク)元大統領は3.95坪(トイレ含め13.07平方メートル)の独房を使用した。 尹氏が使用する独房にはテーブル、トイレなどがあるが、エアコンはなく、扇風機だけがあるという。テレビはあるが使用が制限されている。 ベッドはなく、床に布団などを敷いて寝る。シャワーは共同シャワー室を使用するものの、他の収容者と重ならない時間帯に利用する。1時間以内の運動が認められ、他の収容者と接触しないよう時間や場所が調整されるという。