広島県府中町の公園で4月、東京都練馬区の会社員、里見誠さん=当時(52)=が殺害された事件で、広島地検は11日、強盗殺人の非行内容で同県の少年(16)を広島家裁に送致した。 少年とともに強盗殺人容疑で逮捕された同県の男(18)は強盗致死、松山市の女(18)は恐喝の非行内容で同家裁に送致した。家裁はいずれも24日までの観護措置を決定した。 広島地検は、男について「殺意を認定できなかった」と説明。女も恐喝の意図のみ認定できたとしている。 里見さんは4月12日夜、府中町の公園で血を流して倒れている状態で見つかった。県警は6月、里見さんの頭部を鈍器で殴るなどして殺害し、スマートフォンや現金を奪ったとして、3人を強盗殺人容疑で逮捕していた。