北海道美唄市発注の水道工事を巡る背任事件で、逮捕された市の元課長補佐が不正に得た金を車の購入などにあてたとみられることが分かりました。 美唄市の上下水道課の元課長補佐、本田強志容疑者(53)と市内の「シンセイ建設」社長、広島慎也容疑者(53)は、去年、市が発注した水道工事費用およそ700万円を水増し請求し美唄市に損害を与えたとして、背任の疑いで先月、逮捕されました。 警察は、不正に得たおよそ700万円を2人で分け合ったとみて調べています。 その後の捜査関係者への取材で、本田容疑者が広島容疑者から500万円近くを手渡しなどの方法で受け取り、車の購入などにあてたとみられることが分かりました。 警察は2人の認否を明らかにしていません。