少女ら130人在籍の大規模売春グループリーダーを逮捕 幹部らと沖縄で慰安旅行も

20代女性に売春を斡旋(あっせん)したなどとして、大阪府警少年課は15日、売春防止法違反の疑いで、大阪市中央区久太郎町の自称自営業、木村有亮(ゆうすけ)被告(34)=同法違反罪などで起訴=を再逮捕したと明らかにした。 同課によると、木村容疑者は組織的に違法売春を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」のリーダー。府警は同日までに同法違反容疑でこのトクリュウの幹部とみられる無職、光山弘晃容疑者(36)=大阪市天王寺区国分町=ら3人も逮捕した。 関係者の供述では、このトクリュウは未成年を含め約130人の女性を抱え、出会い系サイトで客を募りつつ、運転手1人が女性2人を車に乗せて全国各地を巡回していた。女性は1日10人を相手にすることもあり、料金は1回約1万5千円。単純計算で1カ月で1億円以上売り上げていた可能性があるという。 府警は木村容疑者の自宅から現金約1200万円を押収。捜査関係者によると、木村容疑者は費用を全額負担する形で、グループの幹部や運転手役など運営側の数十人を沖縄旅行へ連れて行くこともあったといい、府警はグループの実態を詳しく調べる。 木村容疑者の逮捕容疑は今年1月、大阪市中央区の喫茶店で、20代女性を面接して売春をさせる内容の契約を結び、3月にこの女性ら2人に対し京都府内での売春を斡旋したなどとしている。 2人は5日間にわたり、京都のほか、岡山、鳥取、兵庫県を巡って売春を繰り返し、計130人ほどを相手にしたとみられる。

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