福岡市の集合住宅のごみ置き場から生後間もない男の赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、警察は16日、母親の17歳の少女を死体遺棄の疑いで逮捕しました。 逮捕されたのは福岡市東区の無職の17歳の少女です。 東警察署によりますと少女は12日早朝に自宅で出産した男の赤ちゃんの遺体を14日午後5時ごろ、ごみ袋に入れて玄関付近に遺棄した疑いです。 遺体には目立った外傷はなく、ブランケットに包まれごみ袋に入れられていて、同居の家族が遺体に気づかずごみ置き場に運んだとみられています。 調べに対し少女は容疑を認め「産んだとき動かなかった。誰かに見つけてもらい供養してほしかった」などと話しているということです。 少女から相談を受けたNPO法人の職員が警察に通報し、遺体が見つかりました。 司法解剖の結果、赤ちゃんの死因は特定されず、警察は少女から事情を聞き、遺体を遺棄した経緯などをさらに詳しく調べています。