“敗北宣言”から8時間後…自民党の鈴木宗男氏(77)が事務所が確認した当選を受けて会見「3度目の奇跡。見えない力によって生かされた」参議院選挙比例代表

参議院選挙に自民党から比例代表で立候補した鈴木宗男氏(77)は、21日午後0時半ごろ、事務所が確認した当選を受けて札幌市内の選挙事務所で記者会見を開き「目に見えない力によって生かされた。しっかり働いていきたい」と意欲を語りました。 21日午前4時半、開票の途中経過から一度は敗北を覚悟し、国会議員を引退する意向を示した鈴木氏。 しかしこの“引退表明”からおよそ8時間後、事務所が確認した総務省の当選を受けて、再び事務所に姿を現わし「3度目の奇跡」が起きたと支援者に感謝を述べました。 「3度目の奇跡」について、鈴木氏は1983年(昭和58年)に初出馬で当選した選挙を1度目とし、2度目は逮捕・起訴後に「新党大地」を立ち上げて国政復帰した2005年の選挙、そして今回を「3度目の奇跡」と表現し「目に見えない力によって生かされた、しっかり働いていきたい」と意欲を語りました。 また早朝の記者会見から昼までの間に、77歳にして生まれ変わったと述べ「いったん働く機会がなくなったが、何時間もたたないうちによみがえった。この巡り合わせに感謝しながら使命に燃えていきたい」と述べました。 早朝の会見では、「選挙中、これが最後の戦いと訴えてきた、この言葉に変更はありません」と述べ、「昭和58年からいろんな経験をしてきた。権力の中枢にいて、私なりに働いて存在感も示せた」とこれまでの政治活動を振り返っていた鈴木氏。 「天国と地獄を経験しながらも、恵まれた政治家人生だった」とも話し、北方領土問題の解決、日ロ平和条約を締結できなかったことに悔いが残ると述べていました。

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