JR長野駅前 男女3人殺傷事件から半年 犯行の動機は…

JR長野駅前で男女3人が殺傷された事件の発生から22日で半年です。殺人などの疑いで逮捕された47歳の男は黙秘を続け、刑事責任能力を判断する鑑定留置が行われる中、犯行の動機についてはいまだ解明されないままです。 買い物や仕事などで人が行き交うJR長野駅前。半年前の22日、凄惨な事件現場となりました。 今年1月22日夜、男女3人が刃物で次々と襲われ、長野市の丸山浩由さんが死亡、男女2人が重軽傷を負いました。警察はこの翌日、犯人とみられる男の画像を公開。次の日にはより鮮明な画像を公開し、情報提供を求めました。そして事件発生から5日目の朝。 リポート「今捜査員に囲まれ、男が車に乗り込んでいきます」 県警捜査本部の会見 「氏名・矢口雄資、男46歳。本日1月26日午前7時13分に殺人未遂罪で通常逮捕しました」 警察は女性に対する殺人未遂の疑いで長野市西尾張部の無職、矢口雄資容疑者47歳を逮捕。その後、男性に対する殺人未遂の疑いと丸山さんに対する殺人の疑いで再逮捕され、送検されました。逮捕の決め手となったのは防犯カメラなどを繋ぎ合わせて足取りをたどるリレー捜査でした。 捜査関係者によりますと、警察は事件を起こす前の自宅から長野駅までの足取り、いわゆる“前足”で犯行を特定しました。警察の調べに対し、事件に関することについては口を閉ざしているという矢口容疑者。 今年3月から精神状態や刑事責任能力の有無などを調べる鑑定留置が行われていて期間中は原則、取り調べは受けません。 事件発生から22日で半年。解明が待たれるのは通り魔的犯行に及んだその動機です。 長野駅をよく利用する人 「動機が分からないですけど、それにしても自分の都合で、そういうこと(殺傷)を起こすってことは人としてやってはいけないことなので、動機をしっかり話をしてちゃんと罪を償ってほしい」 長野駅をよく利用する人 「何か動機があったのかしらね。考えられないね。黙秘権なんて使ってないで言ってほしいですよね。亡くなった方に謝ってそういう気持ちを表してもらいたい」 矢口容疑者の鑑定留置の期間は8月12日までです。

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