会社が管理していた現金およそ380万円を横領したとして、ネットオークションサイト運営会社の実質的な社長だった男が逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、東京・港区の尾川祐樹容疑者(37)です。 尾川容疑者は2021年3月、勤務先の口座で管理していた現金およそ380万円をネットバンキングを使い、自分の個人口座に送金し横領した疑いが持たれています。 警視庁によりますと、尾川容疑者は当時、所属会社の指示のもと、ネットオークションサイトを運営する会社の実質的な社長を務めていて、資金を管理できる立場にあったということです。 尾川容疑者には役員報酬が支払われておらず、容疑を認めた上で、取り調べに対し「会社を任されていたが、業務に見合う十分な給料が貰えていなかった」と供述しているということです。 運営会社が管理する金の被害総額はおよそ1000万円にのぼるとみられ、警視庁は横領した金を生活費に充てていたとみて、調べています。