◇観測史上最も暑い夏 来週半ば以降は猛暑か大雨に 韓国気象庁は24日、6月1日から7月22日までの平均気温は24.4度で、気象観測網が全国に広がった1973年以降で最も高かったと発表した。最高気温の平均も29.4度と最も高く、最高気温が33度以上の猛暑日は9.5日で過去2番目に多かった。現在、フィリピンの海上では台風7、8号と24時間以内に台風に発達すると予想される熱帯低気圧が活発に活動している。来週半ば以降、台風が高温多湿な空気を供給し、太平洋高気圧が勢力を維持した場合は猛暑が続き、勢力を維持できない場合は大雨が降ると予想される。 ◇米との関税交渉で1千億ドル以上の投資提案へ 合意した日本参考か 米国が韓国からの輸入品に8月1日から課すとしている25%の相互関税などを巡り、韓米が25日にワシントンで開催する予定だった財務、通商担当高官による通商協議が急きょ見送りとなった。この協議で韓国側は国内企業と調整し、米国に1000億ドル(約14兆5970億円)の投資を提案することで、関税の減免を申し入れる予定だったことが24日、業界関係者の話で分かった。日本は先ごろ、5500億ドル規模の対米投資を提案し、25%と予告されていた相互関税を15%に下げることなどで米国側と合意した。韓国が提案する1000億ドルの対米投資は日本と比べて少ないものの、韓国と日本の経済規模の差を考慮すれば、少なくないと財界関係者らはみている。また、これは企業が拠出する投資計画であり、政府調達資金を加えれば、提案する投資額はさらに増える可能性がある。 ◇尹前大統領が公判を3週連続欠席 特別検察官は連行へ令状発付要請 昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り内乱首謀罪などに問われた尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領は、ソウル中央地裁で開かれた第10回公判に出廷しなかった。尹氏は今月10日に逮捕された後、3週連続で公判を欠席している。尹氏の内乱や外患誘致容疑を政府から独立して捜査する趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官側は、尹氏が逮捕前に開かれた9回の公判に出廷した際は健康上の問題についていかなる主張もせず、5時間近く続いた逮捕の適否審査にも出席したと指摘。出廷の義務に従わず3回連続で欠席したとして、裁判所に連行のための令状を発付するよう要請した。 ◇BTS育てたHYBE創業者の不正取引疑惑 強制捜査に着手 人気グループ、BTS(防弾少年団)などを擁する総合エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)の創業者で同社取締役会議長を務める房時赫(パン・シヒョク)氏の不正取引容疑を捜査中の韓国警察がHYBEに対する強制捜査に乗り出した。ソウル警察庁は24日午前9時ごろからソウル・竜山のHYBE本社などに捜査官を送り、家宅捜索を行っていると発表した。房氏は、HYBE上場前の2019年に既存の投資家らに対し新規株式公開(IPO)計画が遅れると偽り、HYBE役員が出資し立ち上げたプライベート・エクイティ・ファンド(PEF)が設立した特別目的会社(SPC)に株式を売却させた疑いが持たれている。