ソウルのタクシー襲撃、犯人逃走から3カ月経過も未解決…運転手憤り「防犯カメラに顔が映っているのに」

【07月28日 KOREA WAVE】ソウルの路上で、停車中のタクシーの窓ガラスを破壊して逃走した男性が、3カ月が経過した現在も捕まっていないことが分かった。 この事件は、7月24日に放送されたJTBCの番組「事件班長」を通じて伝えられた。被害に遭ったタクシー運転手の男性によれば、事件は2025年4月19日午前4時ごろ、ソウル市松坡区のタクシー乗り場で発生したという。 当時、短時間その場を離れていた運転手が午前10時30分ごろに警察から連絡を受け、現場に戻ると、タクシーの助手席と後部座席の窓ガラスが粉々に砕かれていた。 車両のドライブレコーダーには、60〜70代とみられる酒に酔った男性が、5〜10分間ほどタクシーの周囲をうろついた後、突然自身の携帯電話で窓ガラスを叩き割る姿が記録されていた。 その後、男は手から血を流しながら路上に座り込んでいたが、通行人が警察に通報すると、そのまま現場から逃走した。 運転手はすぐに警察に被害を申告し、車内に残された指紋と血痕を国立科学捜査研究院(国科捜)に送付した。しかし事件から3カ月経った現在も、犯人は特定されていない。 運転手によれば、国科捜からは「一致するDNAが存在しない」との返答があり、警察からは「この男性が別の事件を起こし、同じDNAが検出された場合にしか照合できない」と説明を受けたという。 「防犯カメラにも顔が映っているのに、3カ月も経って逮捕できていないのが本当にもどかしい」と、運転手は憤りをあらわにしている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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