また「交際暴力」…別れを告げられ恨み 病院駐車場で刃物で刺した30代の男=韓国

蔚山(ウルサン)の病院の駐車場で発生した殺人未遂事件は、被害者から別れを告げられたことに恨みを抱いて犯した「交際暴力」であることが明らかになった。 蔚山北部警察署によると、30代の男Aは28日午後3時38分ごろ、蔚山北区のある病院の地上駐車場で同病院の職員、20代の女性Bを刃物で刺してけがをさせた容疑を受ける。 事件現場付近の監視カメラと車のドライブレコーダー映像には、Aが逃げるBを追いかけて首や腹部などを刃物で何度か刺す場面が映っていた。Aは犯行後に車に乗って逃走しようとしたが、これを目撃した市民により制圧され、警察に逮捕された。Bは重体で、付近の病院で治療を受けている。 今回の事件は何度か続いたストーキングの末に発生したことが把握された。Aは今月初めからBに暴行を加えたりストーキングをしたりし、2回通報されていた。 3日の最初の通報では、別れを告げられたことに怒ったAがBに暴行を加え、車のキーを海に投げるなど財物を破損した。当時、警察はBにスマートウォッチなど安全措置を案内する一方、被害の経緯を調べて処罰の意思を確認した。 2度目の通報は6日後の9日だった。Bの自宅前をAがうろついているという通報を受けた観察はAに緊急応急措置(住居地100メートル以内および電気通信利用接近禁止)を取った。Bにはスマートウォッチを支給し、112番システムに登録した。 警察はその後、裁判所に暫定措置を申請し、検事の指揮に基づく補強捜査を経て再申請した末、23日に暫定措置(書面警告、100メートル以内および電気通信利用接近禁止)が取られた。 緊急応急措置と暫定措置の主な内容は似ているが、暫定措置は詳細内容が多く、手続きが複雑で、より深刻な状況と判断される事案に適用される。 警察はAを相手に詳細な経緯と動機などを調べ、拘束令状を請求する予定だ。Aは警察で犯行内容を一部自白しているという。

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