K-1が7月30日、都内で「K-1 WORLD MAX~−70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦~」(9月7日、東京・代々木第二体育館)の追加カード発表会見を開催した。 これまで15選手の参戦が発表されていた「−70kg世界最強決定トーナメント」の残り1枠に木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)が入ることが発表された。 木村はこの階級の元K-1王者。2022年11月に契約終了でK-1を離脱。その後、プロボクシングへの転身を図るが諸々の事情で断念すると、2022年12月の「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」で戦線に復帰。その後、KNOCK OUTを経てRIZINにも参戦するが、その初戦であったロクク・ダリ戦での検査でドーピングが発覚。半年の出場停止となった。RIZINで復帰後、巌流島を経て昨年10月に「FIGHT CLUB.2」でYA-MANとのオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)での対戦が決まるが、大会2日前に大麻取締法違反容疑(所持)で逮捕され、試合は中止となった。 今年2月にはK-1の会見に突如現れ「K-1で強い姿を見せて復活の一歩目にしたい」と語っていた。試合自体は2021年12月のK-1大阪大会以来、3年9カ月ぶりの参戦となる。 宮田充プロデューサーは「非常に輝かしい活躍もある反面、残念なこともあって今はちょっと試合から遠ざかっている状況にある。そんな中で−70kgのトーナメントの参加選手を発表した中で“日本人選手に出てほしい”と発信させていただいた。そうした呼び掛けに対し、いくつかのリアクションをいただいた。その中で木村選手から強い参戦希望がありました」とその参戦の経緯を明かした。