【香港時事】マカオ警察は31日、昨年の行政長官選挙を妨害したなどとして、国家安全維持法(国安法)違反の疑いで68歳の男を逮捕したと発表した。 地元メディアによると、立法会(議会)議員を長年務めた区錦新氏が30日に逮捕されたもようだ。反体制活動を取り締まる同法が2009年に施行されて以降、逮捕者は初めて。 警察などによると、22年から海外の反中国組織に対し、マカオに関する大量の虚偽情報を提供したとされる。中国政府やマカオ政府への憎悪をあおって昨年10月の行政長官選を妨害し、外国政府がマカオに敵対的な行動を取るよう仕向けた疑いが持たれている。