【いなべ】無届けで乗用車を解体し、部品を売却したとして、県警は31日、ヤード条例違反の疑いで、いなべ市北勢町阿下喜、自称自動車部品販売業伊藤慎也容疑者(53)を再逮捕した。県警が同条例違反で容疑者を逮捕するのは初めて。 逮捕容疑は3月26日―6月19日、県公安委員会に届け出せず、自宅近くの倉庫でトヨタのプリウスやアルファード計8台を解体し、エンジンなどを売却した疑い。 県警によると、伊藤容疑者は「今は何も話しません」と認否を留保している。解体したエンジンは関東地方のヤードなどに持ち込み、車体は金属買取業者に売却していたとみられる。 伊藤容疑者は盗品のランドクルーザーを倉庫に保管したとして、7月11日に逮捕されていた。県警は盗難車を解体し、部品を売却して利益を得ていたとみて、車の入手経路などを調べている。