イラン、窃盗常習犯3人の両手を切断

【AFP=時事】イラン司法当局は7月31日、常習累犯窃盗で有罪判決を受けた男3人の両手切断刑を執行したと発表した。両手切断刑は通常、常習累犯窃盗に科される比較的珍しい刑罰だ。 司法府の公式ニュースサイト「ミザン・オンライン」によると、3人はプロの泥棒で、窃盗罪で複数の前科がある。 両手切断刑は、北西部の西アゼルバイジャン州で執行された。 詳細はほとんど明らかにされていないが、3人は数年前に逮捕され、4州の40人以上に告訴されたという。 ミザンによると、両手切断刑は最高裁が判決を支持し、3人が盗品(主に純金のジュエリー)の返還を求める「何度もの」交渉に応じなかったことを受けて行われた。返還交渉に応じてさえいれば、「法の寛大さと悔い改めの恩恵を受ける」ことができたはずだった。 1979年のイラン革命後に導入されたシャリア(イスラム法)に基づく刑法は、特定の犯罪に対する刑罰として手足の切断刑が規定されているが、人権団体はこれを「残酷」かつ「非人道的」だと非難している。 イラン当局は5月にも、累犯常習窃盗で有罪判決を受けた男2人の両手切断刑を執行している。【翻訳編集】 AFPBB News

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